黒いカクテル
著者
書誌事項
黒いカクテル
（海外文学セレクション, ジョナサン・キャロル短編集 2）
東京創元社, 1997.3
- タイトル別名
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The panic hand
- タイトル読み
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クロイ カクテル
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注記
The panic hand. vol. 2の抄訳の翻訳
収録内容
- 熊の口と
- 卒業生
- くたびれた天使
- あなたは死者に愛されている
- フローリアン
- 我が罪の生
- 砂漠の車輪
- ぶらんこの月
- いっときの喝
- 黒いカクテル
内容説明・目次
内容説明
彼は道の向こうを指さした。その先を追うと、男の子が信号の柱にもたれている。「あの赤いシャツの？」「ああ。クリントンだ」おれはにやっとした。「十五歳ぐらいのガキだぜ」「わかってる」え？子供のころ太って冴えなくて成績もＣだった彼を、ひたすら護ってくれたワルガキのクリントン。それがあそこにいる子？二十年も前の話じゃ…ある人間たちを結びつける“絆”。その邪悪な真実と永遠の絶望を描く表題作など、『パニックの手』に続く短編集第二弾、全九編。
「BOOKデータベース」 より
