生物資源とその利用
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生物資源とその利用
三共出版, 1997.4
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セイブツ シゲン ト ソノ リヨウ
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Note
その他の著者: 大石孝雄, 永島俊夫, 横濱道成
奥付に発行所は三出出版とあり
参考文献: p147-148
付属資料: p149-157
著者名のよみは推定による
Description and Table of Contents
Description
この地球に生命体が誕生してから、多種多様な分化や進化を経て、今日のように人間をはじめ多くの生物が生存している。この間、爆発的発展をとげた生物種が突然絶滅したり、その後、新たな種が誕生するということが気の遠くなる時間(40億年)の経過に伴い繰り返されてきた。その結果、単細胞生物から多細胞生物へ、水生生物から陸生生物へ(逆の場合もある)、陸生から空中へ、変温動物から定温動物へなどと、その生命体がその時点における地球環境や地理的条件に適応し、より有利な種を残すように進化してきた。この間、個々の生命体は相互依存し合うこともあり、小さな生命体は大きな生命体に寄生また共生し、あるものはミトコンドリアのように宿主の細胞内の一器官に変化する形を選択した生命体もあった。人間にとって有害である微生物でも形質転換することによって、しかもその生命体の特性をうまく利用することによって、新たな生物資源として有効活用が行える時代になっている。これは、あらゆるものが今後、人間の生活や地球環境の保全に有効な生物資源として活用され得ることを示唆する。本書では、全生物をあらゆる局面から考察・紹介することは困難であることから、人間の生活に有益なもの(食糧、医薬品や素材などとして)や自然環境の完全に活用されているものに生物資源を限定した。従って、ここでは生物産業学を学ぶ者にとって参考となるような微生物、植物、昆虫、魚類から哺乳類までの生物種を拾いあげ、その資源的特性や利用価値(活用例)などについて紹介した。
Table of Contents
- 第1章 生物の多様性
- 第2章 生物種の分類と学名の見方
- 第3章 微生物
- 第4章 プランクトン
- 第5章 有用植物
- 第6章 昆虫
- 第7章 水圏動物
- 第8章 両生類と爬虫類
- 第9章 鳥類
- 第10章 哺乳類
- 第11章 帰化動・植物
- 第12章 人造生物
- 第13章 生物遺伝資源の保全
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