漱石 : その新たなる地平
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漱石 : その新たなる地平
おうふう, 1997.5
- タイトル読み
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ソウセキ : ソノ アラタナル チヘイ
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内容説明・目次
内容説明
己の髪の毛をつかんで己を吊すがごときモノローグ的自閉世界から二つの認識の出会いによる対話的構造の世界へ。—漱石晩年の芸術的転回。新たな文学的地平を克明に照射する創意の論。
目次
- 1 薄ら寒さと春光と—「硝子戸の中」における「過去」
- 自然という名の「相対」と「絶対」—「道草」論第一
- 内言と論評—「道草」論第二
- 閉じられぬ「完結世界」—「道草」論第三
- 「天」のアイロニー—「明暗」の光学
- 「こゝろ」の二十の「景観」—非注釈的注釈への試み
- 「私の個人主義」における「過去」—「道草」の方法一つの序説
- 「道草」から「明暗」へ—その連続と非連続
- 「明暗」—その隠れたモティーフ
- 漱石と老荘・禅 覚え書
- 漱石晩年の思想—ジェイムズその他の学説を手がかりとして
「BOOKデータベース」 より