書誌事項

法と正義のイコノロジー

森征一, 岩谷十郎編

(Keio UP選書)

慶應義塾大学出版会, 1997.5

タイトル読み

ホウ ト セイギ ノ イコノロジー

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注記

内容: はしがき(森征一), 口絵, 第1章「中世イタリア都市社会における「正義」のイメージ」, 第2章「目隠しされた正義の女神」, Column1「正義の女神マート」, 第3章「ゴヤの正義」, Column2「絶対的正義と相対的正義」, 第4章「したたかなエディプスの反逆」, Column3「孔子」, Column4「古代中国では何によって法を象徴したか」, 第5章「クルタ・ゴサ旧裁判所天井画」, Column5「ヴァルナ神と縄索」, 第6章「幕末維新期の錦絵」, Column6「蟻の像」, 第7章「法的象徴空間としての最高裁判所」, Column7「慶応義塾創立五十年記念図書館ステンドグラス」, 参考文献一覧, 図版リスト, 執筆者

執筆: 森征一ほか

参考文献一覧: p303-310

収録内容

  • 中世イタリア都市社会における「正義」のイメージ / 森征一 [執筆]
  • 目隠しされた正義の女神 / 村上裕 [執筆]
  • 正義の女神マート / 片山直也 [執筆]
  • ゴヤの正義 / 西川理恵子 [執筆]
  • 絶対的正義と相対的正義 / 西川理恵子 [執筆]
  • したたかなエディプスの反逆 : グスタフ・クリムトの『法学』 / 國分典子 [執筆]
  • 孔子 / 岩谷十郎 [執筆]
  • 古代中国では何によって法を象徴したか / 桐本東太 [執筆]
  • クルタ・ゴサ旧裁判所天井画 : ビーマ・スワルガにみるバリの正義観と救済思想 / 太田達也 [執筆]
  • ヴァルナ神と縄索 / 太田達也 [執筆]
  • 幕末維新期の錦絵 : 描かれた「法」と「正義」 / 日朝秀宜 [執筆]
  • 蟻の像 / 北居功 [執筆]
  • 法的象徴空間としての最高裁判所 / 岩谷十郎 [執筆]
  • 慶応義塾創立五十年記念図書館ステンドグラス / 日朝秀宜 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

一見われわれの日常と関わりが薄く、近寄り難いイメージの「法と正義」。しかし、素晴らしい絵画を通してアプローチすれば、愉しく、身近なものになってくる。聖母のような正義の女神はなぜ目隠しをしたのか、ゴヤ、クリムトが時代の中で考えた正義とは。バリ島のビーマの大冒険譚。江戸庶民が鯰に託した正義の意味。最高裁に象徴される現代日本人の法意識…。本書は、古今東西の豊富な絵画を用い、法と正義の概念をイコノロジー(図像解釈学)の手法で平易に説いた、斬新な法文化論である。

目次

  • 第1章 中世イタリア都市社会における「正義」のイメージ
  • 第2章 目隠しされた正義の女神
  • 第3章 ゴヤの正義
  • 第4章 したたかなエディプスの反逆—グリタフ・クリムトの『法学』
  • 第5章 クルタ・ゴサ旧裁判所天井画—ピーマ・スワルガに見るバリの正義観と救済思想
  • 第6章 幕末維新期の錦絵—描かれた「法」と「正義」
  • 第7章 法的象徴空間としての最高裁判所

「BOOKデータベース」 より

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