「精神薄弱」の誕生と変貌 : アメリカにおける精神遅滞の歴史
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書誌事項
「精神薄弱」の誕生と変貌 : アメリカにおける精神遅滞の歴史
学苑社, 1997.7
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Inventing the feeble mind : a history of mental retardation in the United States
精神薄弱の誕生と変貌 : アメリカにおける精神遅滞の歴史
- タイトル読み
-
セイシン ハクジャク ノ タンジョウ ト ヘンボウ : アメリカ ニオケル セイシン チタイ ノ レキシ
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注記
監訳: 清水貞夫, 茂木俊彦, 中村満紀男
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784761497019
内容説明
フーコー的視点から、少数者の歴史に光を当てる。アメリカにおける精神遅滞者の歴史は、19世紀初頭に始まる。これは、独立戦争からまだ間もない頃のことであった。フランスの“白痴教育の使徒”と言われたセガンの精神遅滞者観や精神遅滞者指導論をアメリカナイズしながら、独自の「白痴教育」を築き上げる。その「白痴教育」は、19世紀末には大きな変貌を遂げ、精神遅滞者のための恒久保護施設へと発展する。この変貌は、社会的・経済的な下部構造の変化を反映していた。気鋭の社会学者が、膨大な資料を検討し、旧来の精神遅滞処遇史の改編を迫る労作である。
目次
- 第1章 アメリカの白痴者
- 第2章 セガンと生理学的教育のアイロニー
- 第3章 精神薄弱者という重荷
- 第4章 施設での生活と労働
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784761497026
内容説明
20世紀初頭、社会進化論と優生思想が全米を覆い尽くす。この歴史的事実はナチス・ドイツの陰に隠れているが、むしろナチスの優生思想は、アメリカの二番煎じだったと言える。この前後、精神遅滞者たちは否定的レッテルを貼られ、社会の重荷や脅威として、あるいは断種の対象と見なされていく。しかしその中で優生思想等を乗り越える思想的萌芽がもたらされ、やがてそれは二つの大戦と戦後の停滞期を経て、ノーマリゼーションへと結実する。社会と絡み合いながら極端から極端へと走るこの国の状況は、小説よりも興味深い。
目次
- 第5章 脅威としての精神薄弱者
- 第6章 断種・仮退所・ルーティーン化
- 第7章 精神遅滞をめぐる変動—戦争、天使、親たち、そして政治家
- 終章 愚か者を喜んで忍ぶことについて
「BOOKデータベース」 より