書誌事項

うわさの遠近法

松山巖 [著]

(講談社学術文庫, [1289])

講談社, 1997.7

タイトル読み

ウワサ ノ エンキンホウ

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注記

参考文献: p438-448

叢書番号はブックジャケットによる

内容説明・目次

内容説明

コレラ、ハレー彗星、千里眼、毒婦お伝…明治から昭和へ、激動の日本に生まれては消えた噂、デマ、迷信。人々の欲望や不安をのせて広まり、時には凄惨な事件までひき起こした様々な噂の驚くべき正体とは。情報機器が発達した今日においても依然として事実と噂の境目が曖昧な状況を踏まえて、噂を生み出す「時代の仕掛け」を問い直し、あざやかに近代日本を透視した庶民精神史。サントリー学芸賞受賞。

目次

  • 兎、コレラ、絹布そして唄
  • 毒婦たちの栄光
  • 鹿鳴館と任侠
  • 世論と壮士
  • 妖怪学と失念術
  • 超能力の発見—千里眼事件
  • 芸術か、スキャンダルか
  • コラムの誕生と消滅—「茶話」の時代
  • 天譴、自警団、この際やっつけろ
  • 英雄生存伝説と日本起源論異説
  • “清潔な帝国”下の『日乗』—荷風と昭和初期
  • デマと統制—木炭もない石炭もない
  • “清潔な帝国”と敗戦
  • “地”のうわさ、海の記憶

「BOOKデータベース」 より

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