敦盛の萩 : 神と人との出会い
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敦盛の萩 : 神と人との出会い
国書刊行会, 1997.6
- タイトル読み
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アツモリ ノ ハギ : カミ ト ヒト トノ デアイ
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内容説明・目次
内容説明
阪神大震災で倒壊した拝殿は、氏子崇敬者の御尽力で立派に修造復興し、いま拝殿横の石の牆壁の中には萩が可憐な花をつけている。この萩は古来「あつもりの萩」と称して多くの人々に親しまれている。口碑によれば、寿永の昔、無官大夫平敦盛が深くこの萩を賞で和歌をも作ったが、その死後敦盛の遺子が加茂明神に祈請して神誨を得、はるばる生田の森を訪ね来り、長旅の疲れを癒そうとこの萩の下蔭に憩い、何時しかまどろんでいると、夢の中で亡父敦盛に出会い対面した遺跡と伝えている。「敦盛の萩」の故事のごとく、人生は出会いに始まって、出会いで終る。この出会いの中に「神と人との出会い」の場を持つ事が屡々ある。而して本書は「神と人との出会い」をテーマに著者が生田神社宮司に就任してから阪神淡路大震災に遭遇し、復興にとりかかった時点までの間に執筆した論文や随想・雑著も纏めて学術論文集「神道文化研究の諸相」と随筆集「敦盛の萩」を刊行することにした。
「BOOKデータベース」 より