書誌事項

沈黙の旅人たち

アラン・M・クラウト著 ; 中島健訳

青土社, 1997.9

タイトル別名

Silent travelers

タイトル読み

チンモク ノ タビビト タチ

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注記

Silent travelers.の翻訳

内容説明・目次

内容説明

アメリカは移民の国である。だが、移民たちは、不当に、既成社会から排斥され、さまざまな悪疫や疾病の原因が、彼らに帰せられた。アイルランド系移民とコレラ、イタリア系移民とポリオ、ペストとサンフランシスコの中国人、そして最近では、ラテン・アメリカ系移民とエイズなどである。—医療と差別の視座から、アメリカにおける同化政策の深層を鋭くえぐる告発の書。

目次

  • 1 他の人たちの息が彼を殺した—最初の出会い
  • 2 天罰、神の手にある笞—疫病流行と十九世紀半ばのアイルランド人
  • 3 「適切な予防措置」—エリス島の病気探索
  • 4 移民排斥主義という疫病—チック・ジンと「腸チフス・メアリー」
  • 5 「それがアメリカ流だ。だから郷に入れば郷に従うべきだ」—イタリア人の風習、アメリカ人の標準
  • 6 健康は病気に勝る—「ユダヤ病」の汚名との戦い
  • 7 「昔の審問には拷問台と責め具があった」—移民の健康とアメリカの働き場所
  • 8 「蛮人の療法にも魔力があるかもしれない」—アメリカの看護婦、医師、いかさま医師
  • 9 「イースト=サイドの親たちが学校を襲う」—公立学校と公衆衛生
  • 10 「ウイルスやバクテリアはグリーン=カードを求めない」—新しい移民と古い恐怖

「BOOKデータベース」 より

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