書誌事項

生き生きした現在 : 時間と自己の現象学

クラウス・ヘルト著 ; 新田義弘 [ほか] 共訳

北斗出版, 1997.9

新装版

タイトル別名

Lebendige Gegenwart

タイトル読み

イキイキシタ ゲンザイ : ジカン ト ジコ ノ ゲンショウガク

大学図書館所蔵 件 / 41

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の共訳者: 小川侃, 谷徹, 斎藤慶典

原著 (M. Nijhoff, 1966) の翻訳

文献目録: p287-292

内容説明・目次

内容説明

「生き生きした現在」とは、フッサールの現象学の最終的な到達点である。それは、流れつつ立ちとどまる、時間の根源的なあり方である。本書は、フッサールの分析を跡づけながら、この原初的な出来事のうちに含まれる問題性を明らかにする。このことを通じて本書は、事象に即しつつ、フッサールを乗り越えてゆく。読者に時間という事象の問題性をともに考察することをうながし、同時に、現象学的思惟の新たな可能性を拓こうとする優れた研究である。

目次

  • 第1部 世界経験の静態的および発生的な原様態としての現在化(研究の最初の問題圏への導入;知覚現在のさしあたって呈示可能な諸構造;知覚世界の原構成としての現在化 ほか)
  • 第2部 自我の生動性の原様態としての生き生きした現在(研究の第二の問題圏への導入;徹底した還元;自己現在化と自己構成 ほか)
  • 第3部 匿名的な「とどまる今」への遡行の試み(問題設定;「絶対的事実」としての機能現在;共現性と自己現在との類比 ほか)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA3262974X
  • ISBN
    • 4938427923
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    310p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
ページトップへ