貨幣の謎を解く : 価値形態論から現代金融まで市場経済の貨幣論的分析
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貨幣の謎を解く : 価値形態論から現代金融まで市場経済の貨幣論的分析
白順社, 1997.12
- タイトル別名
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We shall solve the riddle presented by money
- タイトル読み
-
カヘイ ノ ナゾ オ トク : カチ ケイタイロン カラ ゲンダイ キンユウ マデ シジョウ ケイザイ ノ カヘイロンテキ ブンセキ
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内容説明・目次
内容説明
金本位制の崩壊により金の裏づけを失った現代資本主義はどこへいくのか!?「降旗貨幣論」の集大成。通貨不安と金融危機によって激しい「日本売り」が開始された今、貨幣の問題は大きくクローズアップされてきた。岩井克人『貨幣論』、吉沢英成『貨幣と象徴』ほかの徹底批判をとおして人間と市場経済の本質をさぐる貨幣論研究の決定版。
目次
- プロローグ 貨幣論研究の現代的課題
- 第1講 商品から貨幣が誕生するのはなぜか—価値形態または交換価値の意味
- 第2講 貨幣生成のメカニズム—価値形態論のテキストクリティーク
- 第3講 マルクス主義経済学の欠陥—久留間・宇野論争をめぐって
- 第4講 交換と貨幣をめぐって—吉沢英成『貨幣と象徴』を読む
- 第5講 社会科学の方法と貨幣論—岩井克人『貨幣論』が見失ったもの
- 第6講 資本主義分析と貨幣の意義—『資本論』批判から『資本論』へ
- 第7講 流通形態論の解明—宇野弘蔵の商品論・貨幣論および資本形式論の検討
- 第8講 信用論の構造—『資本論』における信用論の批判的再構築
- 第9講 現代資本主義と貨幣—資本主義の本質を失った現代経済の危機的構造
「BOOKデータベース」 より