現代技術と労働の思想 : 漂流の時代を生きるために
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現代技術と労働の思想 : 漂流の時代を生きるために
(有斐閣双書Gシリーズ)
有斐閣, 1995.6
増補
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ゲンダイ ギジュツ ト ロウドウ ノ シソウ : ヒョウリュウ ノ ジダイ オ イキル タメ ニ
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Note
参考文献: 各部末
世界労働史年表: p357-359
日本労働史年表: p360-361
索引: p362-366
Description and Table of Contents
Description
放射能と酸性雨が国境をこえて地球をおおい、フロンガスはオゾン層をこわし、二酸化炭素で地表は温暖化する。これらを排出する産業活動が熱帯雨林をハゲ山にしていく世紀末。乱開発で砂漠化し、スラムに失業流民があふれる第三世界。その資源を浪費する工業先進国では、先端技術が浸透し、生産を拡大するが労働過程が減衰していく現代。それは、技術と労働がいかなる危機と問題を宿す時代なのか。頻発する近年の大事故や「情報都市」の地震災害は何を示すか。いま私たちは「神なき漂流の時代」のただ中にいるのではないか—そうした問いが本書の主題をなしている。
Table of Contents
- 序論 神なき漂流の時代
- 第1部 現代技術の性格と行方(工業文明の現在;現代技術の性格;現代技術はどこへ?)
- 第2部 労働史の展開と労働思想(地球史からみた労働文明;労働・技術の語源と起源説;フランス労働思想—中世から近代へ;大循環の経済と労働過程;新技術革新と労働減衰の明暗;展望 世紀末労働思想の基本課題)
- 第3部 労働/技術の可能性と人間の不可能性(序想 事故と自殺の統計から;労働と知による応戦;死と無知へのもう一つの応戦;断章 人間の不可能性と実験)
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