清富記
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清富記
(新潮文庫, み-7-27)
新潮社, 1998.2
- タイトル読み
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セイフキ
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内容説明・目次
内容説明
南宋の風光明媚な都、臨安のはずれ、苦竹の森に日がな一日、山繭を混ぜた竹絹紙を漉く孟阿は、清貧を好しとせず、富を捨てず心を富ませて隠棲を楽しんだ「清富記」。南宋と同様に、度牒乱売で禅宗が堕落衰滅した頃の明に漂着した、尺八(洞簫)の上手な無外和尚の最期と、鳩を飼う母子の悲哀を伝える「飛奴記」。他に、達磨を始祖とする禅宗の六代目の祖「慧能」など禅的世界を描く短編集。
「BOOKデータベース」 より