シメオンの花嫁
著者
書誌事項
シメオンの花嫁
(Hayakawa pocket mystery books, 1643)
早川書房, 1996.12
- タイトル別名
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Simeon′s bride
- タイトル読み
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シメオン ノ ハナヨメ
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内容説明・目次
内容説明
死体はすり切れたロープの先にぶら下がっていた。衣類はぼろぼろになって手足から垂れ下がり、干からびた肉片がついている。髪はまだ残っているが、目玉は鳥の餌になってとっくになくなっている…。ウェールズの鬱蒼とした森の中で、女の首吊り死体が発見された。やがて、森のコティジに住んでいた女が数年前から行方不明であることが判明するが、捜査を担当するマッケナ主任警部は、村の老女から奇妙な話を耳にする。その昔コティジに住んでいたシメオンというユダヤ人が、絞首刑になった妻の後を追うように姿を消して以来、そこに住む者はかならず縛り首になる運命にあるというのだ。その言い伝えを裏付けるかのように“縛り首のコティジ”からもう一体の死体が発見されるにおよび、事件はますます奇怪な様相を…。古色蒼然とした村で起きた恐るべき殺人に、不気味な幽霊伝説を絡めて描く、期待の英国女流デビュー作。
「BOOKデータベース」 より