荷風とル・コルビュジエのパリ

書誌事項

荷風とル・コルビュジエのパリ

東秀紀著

(新潮選書)

新潮社, 1998.2

タイトル読み

カフウ ト ル コルビュジエ ノ パリ

注記

主要参考文献: p251-261

内容説明・目次

内容説明

1908年3月、パリのカルチェ・ラタンに旅装を解いた二人の若者がいた。後の作家永井荷風と建築家ル・コルビュジエである。彼らが見たパリ—それは、20世紀の都市生活、芸術、思想の原点に他ならなかった。だが、以後二人は全く正反対の理想都市を追い求める。裏町に魅かれ、遊歩者の視点を説く荷風。他方超高層ビル建ち並ぶ都市への再開発を推し進めようとするコルビュジエ。二人の芸術は、そうした都市観の下で、発展していった。本書は、都市を機能や施設だけではなく、人間の生と死の場所を捉え、二人の生涯を主軸に、これからの都市像について考える。

目次

  • 第1章 ふらんす物語
  • 第2章 春の祭典
  • 第3章 都市の憂愁
  • 第4章 夜の果てへの旅
  • 第5章 海辺の墓地

「BOOKデータベース」 より

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