暴力の文化人類学
著者
書誌事項
暴力の文化人類学
(京都大学人文科学研究所共同研究報告)
京都大学学術出版会, 1998.2
- タイトル読み
-
ボウリョク ノ ブンカ ジンルイガク
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注記
内容: 暴力の文化人類学序論, 第一部: 発現 -- 儀礼という回路(第一章「平等主義社会における暴力」-第五章「立法者の死」), 第二部: 変貌 -- 国家という文脈(第六章「民衆文化と抵抗としてのブリコラージュ」-第一〇章「暴力と崇高」), 第三部(第一一章「儀礼的殺害としての供犠の位置」-第一五章「性暴力的主体はいかにして形成されるのか」), あとがき(編者), 索引, 執筆者
参考文献ほか: 各章末
収録内容
- 暴力の文化人類学序論 / 田中雅一 [執筆]
- 平等主義社会における暴力 : ブッシュマンの「神話」と現実 / 菅原和孝 [執筆]
- 戦士的伝統、年齢組織と暴力 : 南部スーダン・パリ社会の動揺 / 栗本英世 [執筆]
- 儀礼的暴力とその身体的基礎 : 北タイの供儀と憑依について / 田辺繁治 [執筆]
- 儀礼のメタ規範と暴力の政治 : シャリヴァリ儀礼の転用をめぐって / 三浦耕吉郎 [執筆]
- 立法者の死 : フランス革命と集合暴力 / 富永茂樹 [執筆]
- 民衆文化と抵抗としてのブリコラージュ : ベナンダンティと沖縄のユタへのまなざし / 小田亮 [執筆]
- 若者の"力"と近代日本 : 若者組の解体と再編-統合 / 川村邦光 [執筆]
- 実践暴力の行方 : ケニアと西成の暴動現場から / 松田素二 [執筆]
- 儀礼としての政治的暴力 : イスラームのジハードの場合 / 大塚和夫 [執筆]
- 暴力と崇高 : ベンヤミンとソレル / 今村仁司 [執筆]
- 儀礼的殺害としての供犠の位置 : ユダヤ・キリスト教世界での過剰解釈の残余 / 谷泰 [執筆]
- 女による暴力と女への暴力 : ギリシア悲劇の暴力性と女性像 / 松村一男 [執筆]
- 食人と他者理解 : 宣教師のみたフィジー人 / 春日直樹 [執筆]
- 女神と共同体の祝福に抗して : 現代インドのサティー(寡婦殉死)論争 / 田中雅一 [執筆]
- 性暴力的主体はいかにして形成されるのか : フーコーとクリステヴァの理論に基づく考察 / 大越愛子 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
人類史の中の暴力を、文化としての「儀礼」に探る。戦争、食人、生け贄…人類の歴史はまさに暴力とともにあった。人類学は、この問題にどのように取り組むことができるのか。本書は暴力を、とくに「儀礼」を中心に学際的な展望を持って考察することにより、暴力論の新たな地平を切り拓く。
目次
- 第1部 発現—儀礼という回路(平等主義社会における暴力;戦士的伝統、年齢組織と暴力 ほか)
- 第2部 変貌—国家という文脈(民衆文化と抵抗としてのブリコラージュ;若者の“力”と近代日本 ほか)
- 第3部 省察—暴力という鏡(儀礼的殺害としての供犠の位置;女による暴力と女への暴力 ほか)
「BOOKデータベース」 より