ウエンカムイの爪
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ウエンカムイの爪
集英社, 1998.1
- タイトル読み
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ウエンカムイ ノ ツメ
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内容説明・目次
内容説明
夏の北海道。動物写真家を目指す吉本は、巨大なヒグマに遭遇する。絶体絶命の状況に陥ったとき、女が現れ、まるで催眠術をかけるかのように熊を追い払った。女は正体も明かさずその場を立ち去る。一年後。吉本はヒグマの生態調査の取材で道南を訪れる。調査隊責任者はあの謎の女、小山田玲子だった。ある日、調査隊のひとりが金毛の熊「カムイ」に襲われ負傷する。カムイも、そして吉本を襲ったヒグマもかつて玲子が育てた熊だった。銃弾を受け手負いとなったカムイを追ってふたりは再び原野へ。アイヌの言葉では、真の悪神を「ウエンカムイ」という。カムイはウエンカムイになったのか。ヒグマと人間との壮絶な闘いが始まる。金毛の熊「カムイ」を追う男の自立と壮大な自然を活写する力作!第10回小説すばる新人賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より