真実のマリア・カラス
著者
書誌事項
真実のマリア・カラス
フリースペース, 1997.12
増補版
- タイトル別名
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La vera storia di Maria Callas
- タイトル読み
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シンジツ ノ マリア カラス
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注記
発売 : 星雲社
マリア・カラス年譜&演奏歴:p424-450
内容説明・目次
内容説明
今世紀、いやオペラ全史を通して最も偉大な歌手であるマリア・カラス。その栄光の最盛期に、彼女はファンからの称賛の手紙と同時に、実に多くの彼女を辱め、侮辱する手紙をもらっていた。そして、彼女はそれらの忌まわしい手紙を保存していた。なぜ、彼女は自分を侮辱する手紙だけを取っておいたのだろうか?彼女の誕生を喜ばなかった母親。彼女のことよりも自分の貪欲を優先させたメネギーニ、卑劣な裏切りをしたオナシス、友人を装っていただけのスカラ座総支配人ギリンゲッリ。彼女の芸術を理解できず酷評する批評家たち。純真で情熱的な彼女を理解しようともせず、悪意にスキャンダルを追うマスコミ。この偉大な歌手はその栄光の陰で、真の友人もなく屈辱の日々を送っていたのだ。そして孤独で謎に包まれた死。著者レンツォ・アッレーグリは、マリア・カラスとの交流や多くの個人的な資料を通して、マリア・カラスの真の、そして悲痛な生涯を明らかにする。ディエーゴ・ファブリ賞受賞。
目次
- 侮辱の手紙の謎
- そんな子、見たくもない
- ジャッキーのかげで
- ギリシアのシンデレラ
- アテネのオペラ劇場から放逐
- アメリカでの仕事さがし
- 金がとりもった愛
- メネギーニは彼女に飽きがきていた
- 彼女は見込みがないですね
- 思いのままにならない歌〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より