刃差しの街
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刃差しの街
立風書房, 1988.4
- タイトル読み
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ハザシ ノ マチ
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内容説明・目次
内容説明
文明開化に沸く明治１０年、紀州太地にクジラの回遊は途絶えた。困窮した太地を救うべく、クジラ漁の総責任者勝山良之助は大阪へ、さらに東京へと金策に奔走する。しかし良之助はそこで驚くべき情報を得た。クジラは今でも日本沿岸に来ている。ところがそれを捕獲しているのはアメリカの黒船だ。銛と綱ではなく鉄砲を撃って捕っている。しかも日米開港条約はアメリカ捕鯨の便をはかるため締結された、という。太地のクジラはどうなるんだ、良之助の心は焦立った。
「BOOKデータベース」 より