メインバンクと企業集団 : 戦後日本の企業間システム

書誌事項

メインバンクと企業集団 : 戦後日本の企業間システム

鈴木健著

(MINERVA現代経営学叢書 = Modern business economics, 2)

ミネルヴァ書房, 1998.5

タイトル読み

メイン バンク ト キギョウ シュウダン : センゴ ニホン ノ キギョウカン システム

注記

参考文献: p323-332

内容説明・目次

内容説明

企業集団に象徴される大企業と大銀行の結合そのものが構造上の変化に直面し、それらの結合を支えるメインバンク・システムや株式相互持ち合いが、今後「崩壊」「解消」していくのか。本書は、こうした「崩壊」論への批判を企図しつつ、主として1980年代以降の企業集団を対象に、メインバンク関係と株式相互持ち合いの実態を分析し、大企業体制=独占体制の直面する再編の方向を展望する

目次

  • 序章 企業集団研究の課題と問題意識
  • 第1章 メインバンクと企業集団—企業集団研究の新しい動向について
  • 第2章 メインバンクの理論的諸問題—近経論者のメインバンク論批判
  • 第3章 メインバンクの「安定性」について—近経論者のメインバンク論批判
  • 第4章 メインバンクと株式相互持ち合い—株式相互持ち合いの論理と企業集団の論理
  • 第5章 戦時下「共同融資」と戦後協調融資—メインバンク関係の歴史的起源について
  • 第6章 融資系列から企業集団へ—芙蓉グループの形成史に見る企業集団的結合の論理
  • 第7章 高度成長期の企業集団—宮崎・鷲尾・奥村説の検討を中心として
  • 第8章 低成長下のメインバンク関係と企業集団—メインバンク「解消」論の批判
  • 第9章 「大競争」に直面するメインバンクと企業集団—グローバル・エコノミーの進展と企業集団の行方
  • 終章 企業集団と国家—「多国籍化時代の企業集団」を論ずる理論的前提について

「BOOKデータベース」 より

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