銀の海金の大地 : 古代転生ファンタジー

書誌事項

銀の海金の大地 : 古代転生ファンタジー

氷室冴子著

(コバルト文庫)

集英社, 1992

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タイトル読み

ギン ノ ウミ キン ノ ダイチ : コダイ テンセイ ファンタジー

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内容説明・目次

巻冊次

[1] ISBN 9784086116152

内容説明

真秀は湖の国、淡海で育った。そこは息長族の国だが、真秀はその一族ではない。ヤマトの大豪族の首長がどこかの奴婢に生ませた子で、息長の首長の真若王、丹波の首長の美知主とは異母兄妹である。母の御影はここ数年業病で苦しんでいる。その病によく効く熊の血凝をやるから取りにこい、という美知主からの伝言に、真秀は、不思議な霊力を持つ兄の真澄と、丹波へ向かう船に便乗した。
巻冊次

2 ISBN 9784086116640

内容説明

真秀は息長の邑で母と兄の三人で暮らしているが、息長族ではないため強いヨソ者意識を持ち、母の故郷・佐保に憧れている。母の病に効く薬を貰うための丹波への旅から帰った真秀に、息長の若首長・真若王は微妙な関心を寄せ、鮒彦も何かと親切にしてくれる。その真秀は初月立を迎え、月の忌屋にもう十日も篭っている。ようやく忌明けが告げられたが、真若王の命を受けた使いが待っていた。
巻冊次

3 ISBN 9784086116930

内容説明

真秀は夢をみた。神夢である。建埴安王の叛乱—。追討軍の副将として日子坐がいる。叛乱軍は討たれ、一族の姫・和訶羅姫も殺された。何とむごいことか。真秀は日子坐を殺したいと思った。次にみた夢は、日子坐と御影との出会い、彼の子を産んだ後の御影のみじめな生活だった。神夢をみた真秀、傷ついた真澄、御影たちを美知主がみまった。美知主がいなくなった後、何者かが3人を襲った。
巻冊次

4 ISBN 9784086117296

内容説明

御影と真澄のために病にきく薬草をとりに山へ入った真秀は、佐保彦の妻問いの話を立ち聞きして、驚きをおぼえた。そのとき、黒ずんだ鹿の皮衣をまとい刺青をした男に口を塞がれ、「王子への恋は、禍つ恋だ。一族を滅ぼし、いのちを奪う恋だ」と忠告された。男の名は波美王—。狙った者は必ず殺すという闇の猟人だった。一方、燿目は真秀、真澄、御影の3人を焼き殺す機会を狙っていた…。
巻冊次

5 ISBN 9784086117654

内容説明

真澄との激しい闘いに敗れ、佐保彦の腹心・燿目が死んだ。その衝撃はあまりに深く、影の病となって真秀を苦しめる。そんな真秀に近づいてきた佐保の一族の月眉児は妖しい幻影を見せて真秀を惑わせ、再び遭遇した謎の男・波美王はやさしい言葉をかけ真秀の心を和ませたのも束の間、何者かの依頼を受け真秀を誘拐する。次々襲いかかる苛酷な試練に翻弄され「滅びの子」真秀と真澄の運命は?
巻冊次

7 ISBN 9784086118170

内容説明

真秀をこのまま死なせたくない。佐保彦の決断と美知主の鮮やかな捜索により、真秀は無事に救出された。真秀の誘拐を企んだ忍人は無残な死を遂げ、忍人の最期をみとった妹の小由流は復讐を心に誓って姿を消す。息長に戻った真秀は、小由流を思いとどまらせようと必死に彼女の行方を追う途中、喪儀へと向かう佐保彦に再会するが、佐保彦には彼の知らないもうひとつの占が告げられていた…。
巻冊次

8 ISBN 9784086118774

内容説明

真秀が自在に真澄の霊力をひきだせるようになった今、追いつめられた美知主は佐保彦に取引きを申し出る。佐保彦が歌凝姫を妻問えば、佐保にとって「滅びの子」である真秀たちを美知主が始末するというのだ。重大な岐路に立たされ、迷う佐保彦。一方、真秀は真澄と御影を連れ、ついに大和へ向かう決意を固める。どんなことをしても真秀を息長から逃さぬため、美知主は非情な命令を放つが…。
巻冊次

9 ISBN 9784086140270

内容説明

母・御影の死は近い。その死を安らかに迎えさせるため、真秀は真澄とともについに佐保を訪れた。“滅びの子”の出現に戸惑う佐保。かつての予言を証しするかのように、次々と禍々しい出来事が佐保に襲いかかる。他族を容易に寄せつけぬ佐保のしきたりを破って、中毒した大王を迎え入れ、さらには佐保姫が何者かにさらわれた。誰が、なぜ、何の目的で—佐保の運命が大きく動きはじめていた。
巻冊次

10 ISBN 9784086140683

内容説明

「わたしが考えているのは、佐保彦の王子を裏切ることだ」佐保の長老・穂波は、ついに真秀を抹殺することを決意した。穂波の心に共鳴した速穂児は、佐保の隠された霊威“那智”の憑依坐となって、真秀との最後の闘いに挑む。大闇見戸売と御影がまさに死を迎えようとする中、互いの凄まじい霊力をぶつけあう真秀と“那智”の壮絶な死闘の果てに、すべてを覆す衝撃の真実が待ち受けていた—。
巻冊次

11 ISBN 9784086141482

内容説明

大闇見戸売のため、佐保の喪儀がはじまろうとしていた。真秀と真澄は、霊力を使って、御影をともに弔うことにした。すべてが終わった後に、ふたりで佐保を立ち去るつもりで。だが、静かな暮らしを望む真秀を待ち受けていたのは、どこまでもふたりを押し流す、さらなる激しい運命だった—。怒涛の大河ロマン、ついて第一部完結。その後の真秀と波美王の描いた番外編「月がみていた」も収録。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA36006793
  • ISBN
    • 4086116154
    • 4086116642
    • 4086116936
    • 4086117290
    • 4086117657
    • 4086117819
    • 4086118173
    • 4086118777
    • 4086140276
    • 4086140683
    • 4086141485
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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