江川蘭子
著者
書誌事項
江川蘭子
(春陽文庫, 合作探偵小説)
春陽堂書店, 1993.10
- タイトル読み
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エガワ ランコ
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収録内容
- 発端 / 江戸川乱歩著
- 絞首台 / 横溝正史著
- 波に躍る魔女 / 甲賀三郎著
- 砂丘の怪人 / 大下宇陀児著
- 悪魔以上 / 夢野久作著
- 天翔ける魔女 / 森下雨村著
内容説明・目次
内容説明
モボ・モガを父母として生まれてきた江川蘭子は、まだ物心もつかない二歳のとき、その両親を殺人事件の被害者として突如として失い、しかもその血みどろの惨劇の現場に放置されるという異常な状況の中に置かれたことから、その精神構造への影響が心配された…。世間はこの乱脈を極めた生活者である被害者に同情を寄せず、また犯人を挙げられない警察の無能を罵る者もなかった。が、蘭子は後年、みずから父母の仇討ちを目論んだ。『新青年』昭和五年九月号から六年二月号まで、江戸川乱歩の発端から横溝正史・甲賀三郎・大下宇陀児・夢野久作・森下雨村と書き継がれた合作探偵小説第二弾「江川蘭子」。妖艶江川蘭子の魔性の生涯に、血みどろの夢はいかに叶えられるか…。
「BOOKデータベース」 より