書誌事項

明治国家の教育思想

本山幸彦著

思文閣出版, 1998.7

タイトル読み

メイジ コッカ ノ キョウイク シソウ

注記

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

本書でいう明治国家の教育思想とは、明治時代の国家権力がいだく教育思想のことである。もう少し具体的にいえば、国家的立場に立って、教育の歴史的展開の節目節目で、その時々の教育政策の基本方針を決定し、やがて明治時代の教育の基本的性格、ひいては近代日本の教育の基本的性格を形成するうえで、重要な役割を果した権力者の教育思想のことである。本書はこのような明治時代の国家権力の教育思想の歴史的展開を、いわば政治史、経済史のなかに教育思想の鉱脈を探り出すかたちで、できる限り具体的に描き出している。

目次

  • 第1章 明治維新と新政権の教育思想
  • 第2章 「学制」と明治国家の教育思想
  • 第3章 教育令と明治国家の教育思想
  • 第4章 宮廷派の教育干渉
  • 第5章 帝国憲法体制と教育
  • 第6章 国家主義教育の成立
  • 第7章 資本主義成立期における明治国家の教育思想
  • 第8章 資本主義発展期における明治国家の教育思想
  • 第9章 独占資本主義への傾斜期における明治国家の教育思想

「BOOKデータベース」 より

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