カヌー犬・ガク
著者
書誌事項
カヌー犬・ガク
(小学館文庫)
小学館, 1998.1
- タイトル読み
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カヌーケン ガク
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内容説明・目次
内容説明
ユーコン帰りのガクは慢心して日本の川をなめていたのだと思う。大きな瀬に入る時も、コックピットからはい出して、デッキの上でうしろ向きになって座り、頭をかいたりしていた。「ガク、危ないぞ。ちゃんと座席に座っとれ」と怒鳴るが、フンというだけであった。この川の最大の難所『二股の瀬』にさしかかった。ダダダーン、と大きな強い波が頭の上から落ちてきた。次に左右からの強く、大きな波。二、三秒水の壁が顔面にあって何も見えない。視界が戻ってきた時、ガクの姿はなかった。
目次
- 第1章 ガクとの出会い
- 第2章 初めてのアラスカ
- 第3章 アラスカ再び、そして日本の川
- 第4章 ガクのいた風景
- 第5章 最後の冒険
- 第6章 さよなら、ガク!!
- 第7章 ガクが残したこと
「BOOKデータベース」 より