日本の狂気誌
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日本の狂気誌
(講談社学術文庫, [1338])
講談社, 1998.7
- タイトル読み
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ニホン ノ キョウキシ
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内容説明・目次
内容説明
日本人にとって狂気とは何か。古来、狂気はどのようにあらわれ、どのように受けとめられてきたか。『日本霊異記』『今昔物語』『百箇条調書』『遠野物語』等々、文学や説話、裁判例、民族学的資料等に見出される狂気を剔出。古代—中古・中世—近世—近代の各時代の狂気の現象や狂気観、狂気への社会的対応を解き明かし、それらを通時的に積み重ねることにより日本の狂気の特性を探った陰刻の日本精神史。
目次
- 古層における二極構造
- 中古・中世(憑依と信仰の時代;神秘家と夢幻の世界;犯罪と狂気)
- 近世(「気ちがい」・乱心・畸人の時代;「近世畸人伝」の世界;江戸の随筆と狂気;江戸人の精神病理と病跡学;江戸時代の精神医学)
- 近代—西欧文化との出会い
「BOOKデータベース」 より