私小説作家論
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私小説作家論
（講談社文芸文庫）
講談社, 1998.7
- タイトル読み
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シショウセツ サッカロン
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注記
年譜--山本健吉 / 山本安見・山本静枝編: p318-328
著書目録--山本健吉 / 山本安見・山本静枝作成: p329-333
内容説明・目次
内容説明
己を没却し、対象の小説家の心に成り切った著者は岡本かの子を描けば妄想は何時しか悩ましい雰囲気を醸し、嘉村礒多を描けば愛の懊悩、業苦と共にのたうちる廻る。宇野浩二、志賀直哉、原民喜ら十二の鮮烈な肖像から、批判されつつも抗し難い私小説の魅力の秘密を解明し、近代日本の私小説が持つ倫理性と宗教性に説き及ぶ。山本健吉の文学的生涯の出発を告げた論稿。
目次
- 葛西善蔵
- 牧野信一
- 嘉村礒多
- 宇野浩二
- 岡本かの子
- 北条民雄
- 滝井孝作
- 志賀直哉
- 梶井基次郎
- 上林暁
- 田中英光
- 原民喜
「BOOKデータベース」 より
