ワイルド・スワン
著者
書誌事項
ワイルド・スワン
(講談社文庫, [ち-4-1]-[ち-4-3])
講談社, 1998.3
- 上
- 中
- 下
- タイトル別名
-
Wild swans : three daughters of China
Wild swans
ワイルドスワン
- タイトル読み
-
ワイルド スワン
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注記
年譜: 下p300-307
ワイルド・スワン [上;下 2冊] 1993.1刊 (BN08705388) の文庫版 [ ISBN: 4062056534(上) ; 4062062542(下)]
VOL: 上、2007年3月版 別書誌(BA8346173X) = 著者の書き下ろし新原稿(二〇〇七年新版によせて)を加え、改訂新版
内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784062637725
内容説明
15歳で著者の祖母は軍閥将軍の妾になる。中国全土で軍閥が勢力をぶつけあう1924年のことであった。続く満州国の成立。直前に生まれた母は、新しい支配者日本の過酷な占領政策を体験する。戦後、夫とともに共産党で昇進する母。そして中華人民共和国の成立後、反革命鎮圧運動の只中で著者は誕生する。
目次
- 第1章 「三寸金蓮」—軍閥将軍の妾(1909年〜1933年)
- 第2章 「ただの水だって、おいしいわ」—夏先生との再婚(1933年〜1938年)
- 第3章 「満州よいとこ、よいお国」—日本占領下の暮らし(1938年〜1945年)
- 第4章 「国なき隷属の民」—さまざまな支配者のもとで(1945年〜1947年)
- 第5章 「米十キロで、娘売ります」—新生中国への苦闘(1947年〜1948年)
- 第6章 「恋を語りあう」—革命的結婚(1948年〜1949年)
- 第7章 「五つの峠を越えて」—母の長征(1949年〜1950年)
- 第8章 「故郷に錦を飾る」—家族と匪賊の待つ四川省へ(1949年〜1951年)
- 第9章 「主人が高い地位につけば、鶏や犬まで天に昇る」—清廉潔白すぎる男(1951年〜1953年)
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784062637732
内容説明
迫害を受け続ける家族。思春期をむかえた著者は、十代の若者が遭遇する悩みや楽しみをひとつも経験することなく急速に「おとな」になった。労働キャンプに送られる両親。著者にも、下放される日がついに訪れた。文化大革命の残虐な真実をすべて目撃しながら生き、「野生の白鳥」は羽ばたく日を夢見続ける。
目次
- 第21章 「雪中に炭を送る」—姉、弟、友だち(一九六七年〜一九六八年)
- 第22章 「思想改造」—ヒマラヤのふもとへ(一九六九年一月〜六月)
- 第23章 「読めば読むほど愚かになる」—農民からはだしの医者へ(一九六九年六月〜一九七一年)
- 第24章 「どうか、ぼくの謝罪を聞いてください」—労働キャンプの両親(一九六九年〜一九七二年)
- 第25章 「かぐわしい風」—『電工手冊』、『六つの危機』、新しい生活(一九七二年〜一九七三年)
- 第26章 「外国人の屁を嗅いで芳香と言うに等しい」—毛沢東の時代に英語を学ぶ(一九七二年〜一九七四年)
- 第27章 「これを天国と呼ぶなら、何を地獄と言うのか」—父の死(一九七四年〜一九七六年)
- 第28章 翼をこの手に(一九七六年〜一九七八年)
- エピローグ
- 巻冊次
-
中 ISBN 9784062638135
内容説明
革命後の動揺がおさまらない中国で毛沢東は共産党員の過去をさぐる。国民党との関係で嫌疑をかけられる母。著者たち兄弟は保育施設に送られてしまう。想像を絶する迫害の日々—ついに逮捕された父は精神に異常をきたす。なんとしても夫を救いたい!母は周恩来首相に直訴すべく、北京行きの列車に乗る。
目次
- 第10章 「苦難が、君を本物の党員にする」—母にかけられた嫌疑(一九五三年〜一九五六年)
- 第11章 「反右以降、口を開く者なし」—沈黙する中国(一九五六年〜一九五八年)
- 第12章 「米がなくても飯は炊ける」—大飢饉(一九五八年〜一九六二年)
- 第13章 「だいじなだいじなお嬢ちゃん」—特権という名の繭の中で(一九五八年〜一九六五年)
- 第14章 「父よりも、母よりも、毛主席が好きです」—毛沢東崇拝(一九六四年〜一九六五年)
- 第15章 「まず破壊せよ、建設はそこから生まれる」—文化大革命はじまる(一九六五年〜一九六六年)
- 第16章 「天をおそれず、地をおそれず」—毛主席の紅衛兵(一九六六年六月〜八月)
- 第17章 「子供たちを『黒五類』にするのですか?」—両親のジレンマ(一九六六年八月〜十月)
- 第18章 「すばらしいニュース」—北京巡礼(一九六六年十月〜十二月)
- 第19章 「罪を加へんと欲するに、何ぞ辞無きを患へんや」—迫害される両親(一九六六年十二月〜一九六七年)
- 第20章 「魂は売らない」—父の逮捕(一九六七年〜一九六八年)
「BOOKデータベース」 より