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枕草子の謎

藤本泉著

(徳間文庫, 130-6)

徳間書店, 1988.6

Title Transcription

マクラノソウシ ノ ナゾ

Available at  / 4 libraries

Description and Table of Contents

Description

世界初の自叙伝形式で書かれ、“解放の文学”といわれる『枕草子』には謎が多い。当時では考えられない率直大胆な表現。歴史的事実・官位・自然現象等の誤記。異本の中には、有名な「春は、あけぼの」の段のないもの、清少納言のエピソードを全て欠いているものまであるという—。大胆な仮説で千年前の虚像を抉り、『枕草子』成立の謎と、紫式部と並び称される清少納言の実像に迫る。

Table of Contents

  • 第1章 清少納言はほんとうに「高慢ちき」なのか(『枕草子』のふしぎな形;王朝女性の自筆にしては;王朝貴族のセンス;輪をかけた自讃;宮廷内の雰囲気が親密であればあるほど)
  • 第2章 清少納言は女主人の非運を、なぜ悲しまないのか(落日の舞台に幸福なイメージ;ひたすら無視される定子の変化;政敵を「べたぼめ」)
  • 第3章 清少納言の「現場不在証明」(自然現象の「誤記」をどうみるか;「臨場感」は信用できるか;正史に残る「年月日」をどう見るか;清少納言宮仕えのミステリー;逆行する時間)
  • 第4章 『枕草子』の作者を推理する(男性の筆だとみる条件;能因法師に注目する;清少納言エピソード集のできた政治背景)
  • 第5章 乱れ乱れた「異本」の姿(どこが、どれだけ、どうちがうか;異本の中にいる別作者)
  • 第6章 わたしたちはだまされたのか

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Details

  • NCID
    BA37102205
  • ISBN
    • 4195685338
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    247p
  • Size
    16cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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