モース警部、最大の事件
著者
書誌事項
モース警部、最大の事件
(Hayakawa pocket mystery books, 1619)
早川書房, 1995.2
- タイトル別名
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Morse's greatest mystery and other stories
- タイトル読み
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モース ケイブ サイダイ ノ ジケン
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内容説明・目次
内容説明
モース主任警部にとって、偽善に満ちたクリスマスほどうっとうしい時期はなかった。おまけに、こんな夜更けにケチな盗難事件の捜査に駆りだされることになろうとは…。現場はロンドンの場末の安酒場だった。児童施設に寄付するために店の主人が集めた四百ポンドの金が、忽然と消えたという。事件当夜、店にいたのは金回りが悪い常連客ばかりで、犯行のチャンスは誰にもあった。モース主任警部はうんざりした面持ちで客の証言に耳を傾けていたが、やがて晴れやかな微笑を浮かべると、意外な話を切りだした。『クリスマス・キャロル』を下敷きとした酒落たクリスマス・ストーリーの表題作ほか、ホームズもののパスティーシュ「花婿は消えた」仕掛けを凝らしたメタミステリ「内幕の物語」など、短篇の愉しさを堪能できる十篇を収録。本格ミステリーの第一人者が贈る、ヴァラエティに富んだ傑作短篇集。
「BOOKデータベース」 より