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材料電気化学

逢坂哲彌, 太田健一郎, 松永是著

(先端材料のための新化学 / 日本化学会編集, 11)

朝倉書店, 1998.9

Title Transcription

ザイリョウ デンキ カガク

Note

引用文献・参考文献: 節末

Description and Table of Contents

Description

電気化学に根ざした工業分野をふりかえると、古くは、19世紀初めに大型直流電源が可能になり、銅精錬に代表されるような電解精錬、アルミ製錬に代表される溶融塩電解、産業の基礎薬品を作る食塩電解などの電気化学工業が興った。このように比較的大電流を扱う工業分野がまず電気化学の学問分野と相補的関係を持っていたが、高価な電気代がわが国では大きな発展の障害となっており、電気化学の学問分野もすくなからずその影響を免れなかった。しかし、近年はエレクトロニクス、バイオケミストリー、センサー、分析、計測などの弱電流を扱う分野へと広くかかわるようになり、電池、化学センサー、電子デバイス、機能的な表面処理など新しい研究開発が行われている分野で電気化学の必要性が再び認識されるようになり、種々の新たな産業領域で電気化学的手段が利用されるようになってきた。本書はこのような状況において、電気化学が関係する応用分野を意識して、材料創製という立場から電気化学をみなおすことを意図したものである。

Table of Contents

  • 1 材料電気化学の基礎(電気化学システム;電気化学の基礎;電気化学システム材料)
  • 2 電気化学エネルギーと材料(電池と材料;電解プロセスと材料)
  • 3 電気化学機能材料(表面処理と機能めっき;化学センサーと材料;機能膜とドライプロセス ほか)

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