若き日の近松門左衛門
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書誌事項
若き日の近松門左衛門
叢文社, 1998.8
- タイトル読み
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ワカキ ヒ ノ チカマツ モンザエモン
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内容説明・目次
内容説明
頼朝に京の秘密情報を流し鎌倉幕府の草創を助け問注所執事として活躍した三善康信の後裔…長州の名門椙杜家に「不倫の子」として九死に一生を得て生まれ出た門左衛門は、生母を殺され、いわれなき世間の冷眼を浴びながら育つ。九州の寺に預けられ修業の日を送るうち「かくれキリシタン」が発覚して百たたきで追放され、京都御所の下級職員に潜り込んだのも束の間、一転、浪速女郎のもとに身をやつしながらも、誇り高き眼光は「世の真実」と「人間の真実」を探り続ける—。強靱なる炎の文豪…知られざる近松の謎を初めて解明した著者畢生の問題作。
目次
- 1 伝承の近松
- 2 越前説のよりどころ、越前系図
- 3 当時の石碑で考える防長説
- 4 近松の署名「椙」と「杉」について
- 5 近松の作品にあらわれた防長農村なまり
- 6 長州萩の「世に言う越前家」
- 7 近松長州説とその周辺—近松門左衛門の作品と題材など
- 8 続・近松長州説とその周辺
「BOOKデータベース」 より