臨床医のための救急疾患キーワード
著者
書誌事項
臨床医のための救急疾患キーワード
診断と治療社, 1998.9
- タイトル読み
-
リンショウイ ノ タメ ノ キュウキュウ シッカン キー ワード
大学図書館所蔵 件 / 全11件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
この十数年間の分子生物学、遺伝子工学の進歩により、ホルモンの変動の背後に、それを動かしている情報伝達物質が存在することが次々に明らかにされた。本書で述べられるサイトカインをはじめとする各種のメディエーターである。これらによって重篤な救急疾患の病態に関するわれわれの知識は一新されたといいうる。過去に吸収した知識はもはや役にたたなくなり、細胞レベル、分子レベルの知識が、救急疾患の病態を理解するために不可欠となってきた。本書に取り上げた救急領域の新たな病態は、サイトカインをはじめとするメディエーターの基礎知識によってはじめて理解しうる。先まわりした治療を行って救急疾患の予後を改善するためには、分子生物学によって明らかにされた新しいメディエーターに関する知見を知っておくことが不可欠である。
目次
- A 侵襲にともなうメディエーターの役割と臓器障害との関連(IL‐6;IL‐8;細胞接着因子;細胞増殖因子;好中球エラスターゼ(I)—その本態・機能と生理的役割 ほか)
- B 救急領域の新しい病態概念(Bacterial Translocation(BT);SIRS(Systemic Inflammatory Responce Syndrome);SIRS、CARSと臓器不全;Second attack theory;ARDS(Adult Respiratory Distress Syndrome) ほか)
- 重篤な救急疾患の予後向上のための課題—生体防御能をのこしながら臓器障害の発症を阻止する
「BOOKデータベース」 より