基本権保護の法理
著者
書誌事項
基本権保護の法理
(名城大学法学会選書, 3)
成文堂, 1998.10
- タイトル別名
-
Die lehre von den grundrechtlichen schutzpflichten
- タイトル読み
-
キホンケン ホゴ ノ ホウリ
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内容説明・目次
内容説明
本書は、著者が1990年以降に発表した国の基本権保護義務に関連する一連の論文を再構成し、一冊にまとめたものである。基本権保護義務(人権保護義務)論は、ドイツにおいて確立した理論であるが、わが国においても、憲法学のみならずいくつかの法分野で関心が寄せられている。著者は、この法理の意義を指摘する一方で、これがもちうるネガティヴな側面についても繰り返し言及してきた。その意味で、本書もまた基本権保護義務論の単純な“Pladoyer”ではないし、本書と異なる理解が成立することを否認・排除するものではない。本書が求めているのは、基本権保護義務についての批判的な、しかし、予断のない議論の継続である。
目次
- 序章
- 第1章 基本権保護義務の成立と展開
- 第2章 基本権保護の理論
- 第3章 過少保護禁止の統制
- 第4章 基本権体系における保護義務
- 第5章 保護義務の憲法的基礎づけ
- 第6章 私法関係における基本権保護
- 第7章 基本権保護と自己決定
「BOOKデータベース」 より