「複数文化」のために : ポストコロニアリズムとクレオール性の現在
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「複数文化」のために : ポストコロニアリズムとクレオール性の現在
人文書院, 1998.11
- タイトル別名
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「複数文化」のために : ポストコロニアリズムとクレオール性の現在
複数文化のために
- タイトル読み
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フクスウ ブンカ ノ タメ ニ : ポスト コロニアリズム ト クレオールセイ ノ ゲンザイ
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文献あり
内容説明・目次
内容説明
網野善彦、鵜飼哲、M・コンデほか気鋭の執筆陣による、「単一文化」神話の徹底的な否定。均質な一体性をもった文化など存在しない。文化間に生じている葛藤やあつれきのみならず、ある文化それ自体に発している軋みに耳を澄ますこと—覇権国家のイデオロギーとしての文化多元主義・文化相対主義を踏み越え、あらゆる単一文化神話を解体し、カリブの海から、アジアの植民地の廃墟から、複数の声、複数の記憶を解き放つ、果敢な試み。
目次
- 「海」から歴史を読みなおす—カリブ海・日本海・地中海
- 1 ポストコロニアリズムの功罪(ポストコロニアリズム;文化の多様性の解釈と表現をコントロールする者は誰か?;中国現代文化論とポストコロニアリズム言説 ほか)
- 2 クレオールの構え(『クレオール性礼賛』を心理批評の面から見渡すと;アンティルのアイデンティティと「クレオール性」;クレオールとジェンダー ほか)
- 3 文化翻訳のポリティクス(複数文化をめぐる言説の歴史化にむけて;木々の音節で私の名前を書くための語あるいはブラスウェイトにおける言語の問題設定;「人種」の解体と国民の記憶 ほか)
「BOOKデータベース」 より