哲学の東北
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書誌事項
哲学の東北
(幻冬舎文庫)
幻冬舎, 1998.8
- タイトル読み
-
テツガク ノ トウホク
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内容説明・目次
内容説明
何の見返りも求めない贈り物は魂と魂のあいだにエロティックな通路をつくりだす。宮沢賢治にとって「修羅」とは自然からの、さらに自然への、そうした贈与の豊穣だった。そして人と自然をいつくしみ、ほがらかな前衛性と純粋さの王国「東北」もまたエロスの大地なのだった。東北と賢治を再発見し、「東北的」なるものの可能性を拓いた魂の唯物論。
目次
- 1 賢治のあいさつ(贈与する人;四次元の修羅—高橋世織との対話;ダルマがあいさつするとき—小林康夫との対話;過ぎ越しの賢治—聞き手・牧野立雄)
- 2 踊るみちのく(みちのく男の世界;ポストモダンと現代農業;踊る農業、踊る東北—森繁哉との対話)
- エピローグ ヨーロッパ思想の東北
「BOOKデータベース」 より