人間学的唯物論
著者
書誌事項
人間学的唯物論
(舩山信一著作集, 第4巻)
こぶし書房, 1998.12
- タイトル読み
-
ニンゲンガクテキ ユイブツロン
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注記
本書は未来社刊『人間学的唯物論の立場と体系』(1971年)を底本に、および小論集IIIは初出誌(1940-1942年)を底本とした
月報あり
内容説明・目次
内容説明
世界で唯一最高のフォイエルバッハ哲学研究者である著者が、ヘーゲル研究の蘊蓄を傾けて築きあげた独自な哲学体系—これが「唯物論的人間学」であって、彼の哲学研究の精髄をなす。身体を有った主体と客体との存在論的弁証法を実践論とみなし、これを基礎にしてヘーゲル精神現象学を越えつつ、ヘーゲル体系とは逆の構成をもつ「人間学—現実学—論理学」として自己の哲学体系を開いた白眉の書。「身体と精神」の哲学を基軸にすえる。
目次
- 序説 人間学的唯物論への道—観念論および客観主義的唯物論に抗して
- 第1部 人間学的唯物論の立場(現象学から人間学へ;超越主義;有限者の実在論—人間主義=自然主義 ほか)
- 第2部 人間学的唯物論の体系(「学」としての哲学とそれの体系;人間学的実践論;人間学的認識論 ほか)
「BOOKデータベース」 より