ヘーゲル哲学体系の生成と構造
著者
書誌事項
ヘーゲル哲学体系の生成と構造
(舩山信一著作集, 第3巻)
こぶし書房, 1998.12
- タイトル読み
-
ヘーゲル テツガク タイケイ ノ セイセイ ト コウゾウ
大学図書館所蔵 件 / 全109件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
本書は岩波書店刊『ヘーゲル哲学体系の生成と構造』(1971年,第6刷)を底本に、小論集IIは初出誌(1939年)を底本とした
月報あり
内容説明・目次
内容説明
ヘーゲルのエンチュクロペディー体系構成をふまえながらも、自然・精神・人間・社会・歴史・宗教・芸術にわたる哲学を包括する領域を「実在哲学」とみなしたところに、著者の独自性がある。戦前のヘーゲル研究では精神現象学が「体系の梯子」=認識論として捉えられていたのであるが、本書では「精神現象学—論理学—実在哲学」という三大構成部分からなるものとして、ヘーゲル体系は捉え返されている。ここに著者の研究の独自性がある。
目次
- 1 ヘーゲル哲学における二つの体系—『エンチュクロペディー』における体系と「発展におけるヘーゲル哲学(体系)」
- 2 学(Wissenschaft)そのものとしての論理学
- 3 学(Wissenschaft)への道としての現象学
- 4 非独立的非根源的な学(Wissenschaft)としての実在哲学(Realphilosophie)
- 5 現象学・論理学・実在哲学(Realphilosophie)の連関の積極的意義
- 6 現象学・論理学・実在哲学(Realphilosophie)の連関の消極的意義
- 7 現象学・論理学・実在哲学(Realphilosophie)の連関の中心は論理学であり、且つその性格決定者は現象学である—現象学の(絶対的)内在性
- 8 現象学と人間学との関係—内在性から超越性へ
「BOOKデータベース」 より