長江は知っている
著者
書誌事項
長江は知っている
集英社, 1998.12
- タイトル別名
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囚徒手記
Prisoner's personal writings
- タイトル読み
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チョウコウ ワ シッテイル
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注記
主要参考文献: p294
内容説明・目次
内容説明
中国の文化大革命は、おそらく人類史上もっとも残酷な、人間の心を破壊した戦争であったと思う。だが、文革は、破壊したはずの魂が放った炎によって、最後には焼き焦がされた。その事実は、歴史に刻まれなければならぬ。なぜなら、もっとも残虐なファシズムによる強権政治が、やさしい人間の魂の光のなかで、滅んでいったのだから…。それが著者がこの作品で、自分の三年間の囚人体験を書いた理由である。中国文化大革命の嵐を生きぬいた詩人がいま初めて明かす、胸に迫る「命の記録」。
目次
- 逃れの船
- 暗黒王国の臣民
- さびしさの重み
- 迷路の入口
- 仙人掌みたいに
- 壁のむこうの女
- 夢の祠
- 彼方からの手紙
- 岩と涙と
- 幼い瞳〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より