次郎長の経済学 : 幕末恐慌を駆け抜けた男
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次郎長の経済学 : 幕末恐慌を駆け抜けた男
東洋経済新報社, 1999.2
- タイトル読み
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ジロチョウ ノ ケイザイガク : バクマツ キョウコウ オ カケヌケタ オトコ
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注記
清水次郎長年譜: p187-195
内容説明・目次
内容説明
大動乱に生きる侠客・次郎長の知恵。幕末経済史を路地裏から書く。次郎長は、窮乏をきわめた幕末に生まれ、サービス産業が勃興しつつあった東海道に育った。山田長政にあこがれ、龍馬に似た心境から無宿人になった。類まれなる調整能力で侠客マーケットのスタンダード形成者となった。思想がある奴は嫌われるという土地柄の中で、いち早く国民意識にめざめ、明治維新後は、開墾事業や港湾整備、石油採掘、はては英語塾までさまざまな事業に取り組み、渋沢栄一とは好対照の「路地裏」のベンチャーとなった。
目次
- 第1章 幕末経済の破綻と東海道
- 第2章 博徒と売春は縦割行政の産物
- 第3章 龍馬の脱藩に似た次郎長の無宿
- 第4章 古いモラルと調整能力でのし上がる
- 第5章 思想があるやつは嫌われる
- 第6章 死ねば仏だ。官軍も賊軍もあるものか
- 第7章 路地裏のベンチャー
「BOOKデータベース」 より