日本の生活スタイルの原点となったデペンデントハウス
著者
書誌事項
日本の生活スタイルの原点となったデペンデントハウス
(住まい学大系, 096 . 占領軍住宅の記録 / 小泉和子編||センリョウグン ジュウタク ノ キロク ; 上)
住まいの図書館出版局 , 星雲社 (発売), 1999.2
- タイトル読み
-
ニホン ノ セイカツ スタイル ノ ゲンテン ト ナッタ デペンデント ハウス
大学図書館所蔵 件 / 全116件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
年表: p176-179
参考文献・資料: p182-183
栞: 巻末p1-32
内容説明・目次
内容説明
「デペンデントハウス」。この言葉は広辞苑をひいても建築の辞典に探しても見当らない。おそらく戦後初めて日本人が出会った言葉であり、実は日本の生活文化の近代化に不可欠な一項として記憶されるべきキー・ワードだった。1945年敗戦の日本占領下におけるワシントンハイツをはじめとする将校軍人層の占領下における「家庭用住宅」を指す。このデペンデント(扶養家族)という用語は、さかのぼればアメリカの西部開拓の歴史からすでにあったという。戦地、占領地にあっても家族はともにあるという、家族の絆、生活の原点を実践するシステムともいえる。そこには、現代生活にあるすべてがあった。リビングルームには調度品や家具、ダイニングルームやキッチンには数々の家庭用品が揃えられ、衛生的な設備などが完備された。特に電化製品(洗濯機、冷蔵庫、掃除機、空調機)は日本の庶民には衝撃ですらあった。これらの国産化を通して、わが国の生活革命が構築されてきた原点を検証する。
目次
- 第1章 デペンデント・ハウスの建設要請と経過(連合国軍による日本占領とGHQの指令;DHに関するGHQの指令)
- 第2章 DHと諸施設の建築(住宅接収;DHの設計方針と計画;諸施設の設計方針と計画;アパートメント形式によるDH計画;DH追加建設計画)
「BOOKデータベース」 より