隠れ菊
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隠れ菊
(新潮文庫, れ-1-16,
新潮社, 1999.3
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カクレギク
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784101405162
内容説明
浜名湖畔の料亭「花ずみ」。ある日、名女将の後を継いだ旬平から、妻の通子に奇妙な電話が入る。指示された駅で出迎えた初対面の女は、通子に言った。「私、ご主人をいただきにきました」—。取り出した離婚届には紛れもない旬平の署名。こうして、平凡な主婦に甘んじていた通子の闘いは始まった…。愛とビジネス、度胸と意地。女のすべてを描ききり、柴田錬三郎賞を受賞した快作。
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784101405179
内容説明
頭を使うか、体を使うか…。妻の座と店の主導権をめぐって、二人の女は火花を散らす。倒産、刃傷ざた、政治的スキャンダルと、矢継ぎ早に災難に見舞われるなかで、暴かれる秘密と裁かれる不実。だが、負け戦にもひるまない通子は着実に変貌を遂げていた。「傷は見せびらかせば逆に傷ではなくなる」—捨て身に出た女の大勝負は、意外な展開をたどりながら一気に決着へと向かった。
「BOOKデータベース」 より