妖説太閤記
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妖説太閤記
(大衆文学館)
講談社, 1995
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- タイトル読み
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ヨウセツ タイコウキ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784062620260
内容説明
英雄色を好む、という。だが、色を好むために英雄をめざす男もいる。信長の妹・お市の方の美貌に魂を奪われた瞬間から、名もなき軽輩の天下取りへの夢は始まった。巧みな弁舌と憎めぬ猿面の陰の冷徹な権謀術数。ライバルを蹴落とし、敵同士を反目させ、はては本能寺の変をも演出した希代の謀略家・秀吉。確固たる歴史眼と人間洞察力をもとに、無類の想像力で描く風太郎版太閤記の魅力。
- 巻冊次
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下 ISBN 9784062620277
内容説明
天下も取るが女も取る。ついに一指も触れえなかったお市の方の忘れ形見・ちゃちゃ姫と自らの血との混交を恍惚として夢見る老醜の秀吉。そして、その執念が晩年の異常無残な言動を生み出すことになる。「民衆というものは、平和をもたらした人間よりも、おのれを蹂躪した人間を崇め、愛するようにさえなる」—英雄伝の虚構性を痛烈に暴き、数ある太閤記のなかでひときわ特異な光芒を放つ渾身の力作。
「BOOKデータベース」 より