パンの鳴る海、緋の舞う空
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パンの鳴る海、緋の舞う空
集英社, 1999.1
- タイトル読み
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パン ノ ナル ウミ ヒ ノ マウ ソラ
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内容説明・目次
内容説明
カリブ海にある独立国家トリニダッド・ドバコ島へ向かう機内で、マヤは様々なことを回想していた。なぜ自分が見知らぬ島に旅立とうとしているのか。なぜこれほどパン(スティールドラム)の音に魅かれてしまうのか。音楽出版社の同僚だったナルサワとの短い恋。音楽にのめりこみ、精神のバランスを崩して失踪した彼を忘れるために、ニューヨークにやってきたマヤは、電話を通じて地下鉄の車掌をしているグレゴリーを知る。暗い地下を日常とする男と愛に疲れた女は、トリニダッド島で落ち合う約束を交す。カーニバル前の熱気の中で、ふたりは純粋に向き合うが、マヤはパンの演奏のために島を訪れたナルサワと再会する。第11回小説すばる新人賞受賞作。
「BOOKデータベース」 より