論語物語
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論語物語
(名著発掘シリーズ)
青竜社, 1998.11
- タイトル読み
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ロンゴ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇跡もなかった。いわば、地の声を以って天の言葉を語った人なのである。彼の門人たちも、彼にならって天の言葉を語ろうとした。しかし彼らの多くは結局、地の言葉しか語ることができなかった。そこに彼らの弱さがある。そしてこの弱さは、人間が共通にもつ弱さである。こうした『論語』のなかの言葉を、読過の際の感激にまかせて、それぞれに小さな物語に仕立ててみたいというのが本書の意図である。衝撃的な名作『次郎物語』の著者が贈る、永遠に読み継がれる1冊。
目次
- 富める子貢
- 伯牛疾あり
- 志をいう
- 子路の舌
- 自らを限る者
- 宰予の昼寝
- 觚觚ならず
- 大廟に入りて
- 豚を贈られた孔子
- 考を問う〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より