終りの美学
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終りの美学
(角川文庫)
角川書店, 1998.11
- タイトル読み
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オワリ ノ ビガク
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内容説明・目次
内容説明
夏が、終ろうとしていた。—デビュー作『情事』を、この書き出しではじめた著者は、様々な“終り”のなかに、男と女、人間のドラマを見いだし、創作へと駆り立てられつづけた作家でもあった。愛する家族のこと、気のおけない友と過ごした時間、創作への情熱、新鮮な驚きと刺激を与えてくれた旅の話…。人生の様々な“終り”のなかで、寂寥感とともに、作家の胸に去来する人、言葉、風景—。はからずも、本書(単行本)刊行直後に、惜しまれつつ急逝した著者の、エピローグを飾る名エッセー集、待望の文庫化。
目次
- 偏西風(ある別れ;再婚;愛の天秤 ほか)
- リゾート便り(I LOVE NEWYORK;イスラエルの熱い風;香港汁かけ御飯論 ほか)
- 風の噂(夜の魔術;舞台の後;午前三時の幽霊 ほか)
「BOOKデータベース」 より