Bibliographic Information

仏教とっておきの話366

ひろさちや著

(新潮文庫, ひ-13-5,ひ-13-6,ひ-13-7,ひ-13-8)

新潮社, 1999.4-

  • 春の巻
  • 夏の巻
  • 秋の巻
  • 冬の巻

Title Transcription

ブッキョウ トッテオキ ノ ハナシ 366

Description and Table of Contents
Volume

春の巻 ISBN 9784101352152

Description

隣どうしに並んでいる地獄湯と極楽湯は、大きさも設備も、何から何まで同じ。中に入っている人数も同じで、どちらも超満員。それで、地獄湯は「足を踏んだ」「湯がかかった」と争いが絶えず、まさに地獄の光景。ところが一方の極楽湯は、みんなが和気藹々として極楽気分を味わっている。地獄湯と同じ人数なのに、である。さて、いったいどこが違うのでしょうか。

Table of Contents

  • 卯月(4月1日 閻魔さんの履歴書;4月2日 「裸の王様」—東と西;4月3日 禅と痩せ我慢 ほか)
  • 皐月(5月1日 働ける人間の喜び;5月2日 「青色青光」;5月3日 「無我」の意味 ほか)
  • 水無月(6月1日 さまざまな解決法;6月2日 「人間五十年」;6月3日 「久しく幽霊になっておれ!」 ほか)
Volume

夏の巻 ISBN 9784101352169

Description

「兎と亀」の話がある。「兎はどうすれば良かったか?」と問えば、たいていの日本人は、兎は油断せず、昼寝しなければ良かった、と答えるだろう。ペルシアにも「兎と亀」の話はある。ペルシア版「兎と亀」では、亀は自分とそっくりな弟をゴールに立たせておいて競争に勝つ。亀の智恵を称賛する話とされているのだ。では、インド人の「兎と亀」はどうなるか…(7月1日の項より)。「今日は何の日?」に仏教の教えで答えます。なるほどなっとく日めくりエッセイ。

Table of Contents

  • 文月(7月1日—兎と亀の競走;7月2日—家柄により婆羅門ではない;7月3日—仏教的「変身」の理論 ほか)
  • 葉月(8月1日—嘘をつく必要のない生活;8月2日—登校拒否の問題;8月3日—浄土はあると「みなす」 ほか)
  • 長月(9月1日—「あきらめ」のすすめ;9月2日—「盲亀の浮木」;9月3日 ちゃらんぽらんの心 ほか)
Volume

秋の巻 ISBN 9784101352176

Description

「今日は何の日?」に仏教の教えで答えます。10/1〜12/31、なるほどなっとく日めくりエッセイ。

Table of Contents

  • 神無月(袈裟に供養する;「性急に判断するな!」;ほとけさまの物差し ほか)
  • 霜月(茶のときは茶を飲め!;「老婆よ、地獄へ行け!」;「ともにこれ凡夫のみ」 ほか)
  • 師走(子どもの眼の高さ;仏の三不能とお地蔵さん;「西向くさむらい」 ほか)
Volume

冬の巻 ISBN 9784101352183

Description

『イソップ物語』に出てくる「アリとキリギリス」の寓話は、仏教者としては感心できない。だが当世流行のパロディ版なら興味がわく。暑い夏をアリはせっせと働き、キリギリスは遊び呆けて過ごした。「しっかり働かないと、冬になって困るぞ」とアリは忠告するが、キリギリスは馬耳東風。やがて冬になり、食べ物に困ったキリギリスがアリの家を訪ねると…。(2月26日の項より)。

Table of Contents

  • 睦月(1月1日—もう一つの出家;1月2日—ついでの法談;1月3日—妻の七つのタイプ ほか)
  • 如月(2月1日—連帯意識のお念仏;2月2日—バクシーシの論理;2月3日—「福は内、鬼も内」 ほか)
  • 弥生(3月1日—愛は盲目である;3月2日—仏教は女性の能力を認めていた;3月3日—逃れられぬ運命 ほか)

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Details
  • NCID
    BA4088250X
  • ISBN
    • 4101352151
    • 410135216X
    • 4101352178
    • 4101352186
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
  • Size
    16cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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