和菓子屋の息子 : ある自伝的試み
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和菓子屋の息子 : ある自伝的試み
(新潮文庫, こ-10-35)
新潮社, 1999.5
- タイトル読み
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ワガシヤ ノ ムスコ : アル ジデンテキ ココロミ
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内容説明・目次
内容説明
東京市日本橋区、両国は鈴蘭通りの丁度まん中あたりに、九代続く老舗の和菓子屋、立花屋本店はあった。関東大震災で一度は壊滅したが、みごと再建なったその街と店とは、昭和20年の大空襲でまたもや消滅する。今度こそ幻の町になってしまった東京の下町と、下町の商家の暮しぶり、気質と言葉とを、立花屋十代目になる筈だった男がここに再現。ようこそ、失われた昭和モダニズム界隈へ。
目次
- 山の手の娘、下町へ行く
- 世にも奇妙な家の内部
- 失われた町の地図を作りながら
- 下町には「通俗的な人情」はない
- 町の成立ちから裏店まで
- 黒豹事件と「ニュース映画館」
- 昭和十年代・物売りのいろいろ
- 下町人気質について
- 下町ことばのゆるやかな消滅
- キネマの都で〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より