変動するラテンアメリカ社会 : 「失われた10年」を再考する
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変動するラテンアメリカ社会 : 「失われた10年」を再考する
彩流社, 1999.4
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変動するラテンアメリカ社会 : 「失われた10年」を再考する
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ヘンドウ スル ラテン アメリカ シャカイ : ウシナワレタ 10ネン オ サイコウ スル
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Note
ラテンアメリカの社会問題に関する邦文文献: p279-282
参考文献: 章末
Description and Table of Contents
Description
ラテンアメリカの新たな姿は、1982年の対外債務危機をきっかけに発生した「失われた10年」、すなわちマクロ経済からみると不況と超高インフレが同居し発展過程が停止した10年弱、国によっては10年余りに及んだ停滞の時期を抜きにしては、起こり得なかったことである。その間はあたかも噴出前の地下のマグマのごとく、新旧のさまざまな要素が入り交じって噴出に向け溶解していった時期であったともいえよう。それは世界大恐慌後の1930年代と同列可能な、歴史の分水嶺と呼びうるような転換期ではなかったのではなかろうか。そうした状況の中で変容を来すのは経済だけではない。政治そして社会もまた、経済とともに新旧の諸要素が溶解する過程を経たと思われるのである。「失われた10年」をより詳細に観察すれば、そこからラテンアメリカ社会そのものの変動の姿が浮かび上がってくるといえそうである。こうした観点に立ってラテンアメリカを対象とする上智大学の研究機関、イベロアメリカ研究所では共同研究を進め、国際シンポジウムを企画してきた。本書はその成果とともに、研究誌である『イベロアメリカ研究』に掲載された関連論文をもとに編集した。
Table of Contents
- 序章 ぶつかり合う二つの波
- 第1章 メキシコ 80年代以降の社会変動
- 第2章 1994—NAFTAとEZLN
- 第3章 中米諸国 武力紛争と社会変動
- 第4章 コロンビア その社会・経済・政治的変化と障壁
- 第5章 ブラジル 社会変化の方向性
- 第6章 ブラジル 社会転換期の80年代—統計資料を中心に
- 第7章 ペルー ナショナル・アイデンティティの再検証
- 第8章 アルゼンチン 経済成長と失業問題—低成長下の低失業から高成長下の高失業へ
- 第9章 チリ 社会政策の変遷—保健および教育制度を中心に
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