市場社会の未来 : 可能性としての「経営学」
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市場社会の未来 : 可能性としての「経営学」
(Minerva text library, 7)
ミネルヴァ書房, 1999.5
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シジョウ シャカイ ノ ミライ : カノウセイ トシテノ ケイエイガク
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Description and Table of Contents
Description
世界的な市場の飽和に直面している現代、生活のすみずみにまで「商品化」の波が押し寄せた結果として、失業、過疎、性差別、環境問題、いじめ、といった社会問題が明確に浮上している。本書はそうした市場経済の構造変化、市場社会の危機的状況を見据え、既成の理論への反省を前提に、問題の根源を市場経済システムの限界に求め分析し、社会を再生するためにいかに市場をコントロールし、社会に「埋め込んでいく」のかという課題を提起する。学術的完成度に加え、「どのように現象をとらえるか」という普遍的な問題意識を理解できるよう記述された、現代社会科学入門。
Table of Contents
- 序章 現代資本主義の管理体系—市場社会と管理
- 第1章 グローバル経済化と「構造改革」—「日本型の経済システム」の「改革」
- 第2章 日本的経営の現代性—過剰労働視座の提起
- 第3章 新聞の社会面をジェンダーで読む—山一証券自主廃業等をめぐる報道を通して
- 第4章 「管理の二重性論」と物神性論—「批判的経営学」批判
- 第5章 市民事業論の可能性—脱産業社会の模索
- 第6章 文化のマーケティング—「文化大国」への道
- 第7章 資本主義と女性—家事労働論をめぐって
- 第8章 情報化の今日的展開と人間状況の変容—「媒介的構造化」を考える
- 第9章 グローバル情報社会化と人間関係—「共生」関係化と社会科学の方法
- 第10章 物象化とシティズンシップ—3つの局面と発想
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