ミクロ・エコノミックス
Author(s)
Bibliographic Information
ミクロ・エコノミックス
九州大学出版会, 1999.4
- Title Transcription
-
ミクロ エコノミックス
Available at 108 libraries
  Aomori
  Iwate
  Miyagi
  Akita
  Yamagata
  Fukushima
  Ibaraki
  Tochigi
  Gunma
  Saitama
  Chiba
  Tokyo
  Kanagawa
  Niigata
  Toyama
  Ishikawa
  Fukui
  Yamanashi
  Nagano
  Gifu
  Shizuoka
  Aichi
  Mie
  Shiga
  Kyoto
  Osaka
  Hyogo
  Nara
  Wakayama
  Tottori
  Shimane
  Okayama
  Hiroshima
  Yamaguchi
  Tokushima
  Kagawa
  Ehime
  Kochi
  Fukuoka
  Saga
  Nagasaki
  Kumamoto
  Oita
  Miyazaki
  Kagoshima
  Okinawa
  Korea
  China
  Thailand
  United Kingdom
  Germany
  Switzerland
  France
  Belgium
  Netherlands
  Sweden
  Norway
  United States of America
Search this Book/Journal
Note
参考文献: 各章末
Description and Table of Contents
Description
従来、標準的なミクロ・エコノミックスの守備範囲は、完全競争市場を想定したうえで、効用を最大化する消費者行動と利潤を最大化する生産者行動の分析から得られる需要・供給曲線の導出にはじまり、需給均衡分析と安定性にかかわる諸仮説の検討で終わるという体裁をとっていた。そのさい、たとえば、競争市場の需給均衡がもたらす生産要素ないしは消費の資源配分効率性分析は、より高度な分析領域に属するものとみなされていた。ところが、経済学においても、最初は高度とおもわれた内容が、ごく簡単な叙述によっても、その本質を示しうることが確認されるようになってきており、テキストの標準は一変しつつある。同様なことが、不完全競争市場分析についてもいえる。現在では、個別の研究テーマの分析深度の追求とともに、他の分析領域との関連性を重視する必要性が感じられている。このような方向性のなかで、本書には、最近の研究成果が取り入れられている。この他、不完全競争市場分析においては、情報偏在性のもたらす影響をめぐる研究が着実な学問成果をもたらしている。たとえば保険市場における逆選抜現象の発生可能性と、その後に展開されるであろうモラル・ハザードの問題、また、一物多価が起こりうる背景などが理論的かつ整合的に解明されつつある。本書には、これらの研究成果をとりいれており、それが一つの特徴となっている。そのような最近の学問上の諸成果を、従来型のミクロ・エコノミックスにうまく統合させることが本書の主要な目的である。
Table of Contents
- 第1章 消費者の行動
- 第2章 生産者の行動
- 第3章 競争市場均衡の評価
- 第4章 不完全競争
- 第5章 市場の失敗
- 第6章 不確実性
- 補論1 2つのタイプの労働組合モデルの基礎的分析
- 補論2 クールノー型複占における利潤可能性フロンティアとBalanced Temptation Equilibrium
- 補論3 不完全競争市場均衡の評価
by "BOOK database"