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近世社会と知行制

J・F・モリス, 白川部達夫, 高野信治共編

思文閣出版, 1999.5

Title Transcription

キンセイ シャカイ ト チギョウセイ

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Note

内容: まえがき(J・F・モリス, 白川部達夫, 高野信治), I: 新しい近世領主制像を求めて(「近世領主制試論」-「「給人地主」制論の試み」), II: 近世社会と武士の存在様式(「江戸幕府の軍制と旗幟」-「維新期における旧交代寄合高木家と領地村方」), III: 石高知行制の機能と展開(「石高知行制をめぐる諸問題」-「近世前記における与力知行地の支配について」), あとがきにかえて: 知行制研究会の歩み, 執筆者紹介

Contents of Works

  • 近世領主制試論 : 下位領主を中心に / J・F・モリス [執筆]
  • 『土芥寇讎記』と大名論 / 今野真 [執筆]
  • 「給人地主」制論の試み : 対馬藩を素材に / 高野信治 [執筆]
  • 江戸幕府の軍制と旗幟 / 根岸茂夫 [執筆]
  • 近世初頭の女性領主 : 八戸南部氏清心尼の家相続 / 柳谷慶子 [執筆]
  • 武家奉公人の社会的位置 : 加賀藩小者の世界 / 木越隆三 [執筆]
  • 『世事見聞録』に描かれた旗本の姿と知行所支配 : 時代を危惧した批判の目をとおして / 横浜文孝 [執筆]
  • 維新期における旧交代寄合高木家と領地村方 / 伊藤孝幸 [執筆]
  • 石高知行制をめぐる諸問題 : 分散・散りがかり・ならし / 白川部達夫 [執筆]
  • 近世地方知行制の存続意義について : 福岡藩を事例に / 福田千鶴 [執筆]
  • 開発と知行 : 弘前藩を事例として / 浅倉有子 [執筆]
  • 近世蔵米知行制の確立過程 : 御切米御張紙と札差中間の成立を通して / 末岡照啓 [執筆]
  • 近世前期における与力知行地の支配について : 二十五騎組与力知行地の事例 / 斉藤司 [執筆]
  • 知行制研究会の歩み : あとがきにかえて / J・F・モリス文責

Description and Table of Contents

Description

本書では既成の論理枠組みにとらわれず、近世の領主的土地所有論を再考することをめざした。とくに、自明の前提であるかのように理解されてしまったがために、十分議論されなかった問題に着目して、実証的に深めることで、そこから従来の近世の領主的土地所有像を問い直すことを試みた。

Table of Contents

  • 1 新しい近世領主制像を求めて(近世領主制試論—下位領主を中心に;『土芥寇讎記』と大名論 ほか)
  • 2 近世社会と武士の存在様式(江戸幕府の軍制と旗幟;近世初頭の女性領主—八戸南部氏清心尼の家相続 ほか)
  • 3 石高知行割の機能と展開(石高知行割をめぐる諸問題—分散・散りがかり・ならし;近世地方知行制の存続意義について—福岡藩を事例に ほか)

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